2016年5月に初めてお問い合わせをいただきました。
現況を見せていただき、
「今すぐ塗装が必要な状況ではないけれど、ぼちぼち・・・」とお話し。
その後、一度事務所へお越しになり
「壁は真っ白に、サッシを濃いブラウンにして引き締めたい」との
ご希望をお話しくださいました。
弊社の施工例をいくつか見ていただき、
具体的には契約後に煮詰めていきましょう・・・というところで
お話が途切れてしまっていたのです。
「きっとお仕事が忙しいんだな・・」
頭の片隅にK様のことは記憶しつつも日が過ぎ、
再度K様からご連絡をいただいたのは
2019年12月のことでした。
やはり、お仕事が忙しかったとのこと、
憶えていてくださってありがとうございます。
この間、3年半。
塗装の時期について、よくお客様から相談を受けます。
「すぐに塗装しないと大変なことになるよ」と急かされ
返事を迫られ、困り果てて連絡してこられる方も。
状況を見せていただくと差し迫った状況ではない方がほとんど。
状況を説明し、
しばらく状況をご覧になられては?とお話しすると
多くのお客様が
「状況を見ている間に、
急激に劣化が進まない?」
実は数日前も、そのようなご質問を受けました。
実際どうでしょうか?
K様と交渉が途絶えていた3年半の間にどのような変化があったでしょう?
2016年5月の写真と、2019年12月の写真です。
比較してみましょう。
1)全体外観
2)屋根
3)シーリング
5)壁面コケ(藻)
本当はK様邸の施工事例をUP予定だったのですが
数日前にお会いしたご夫婦とのお話の中で、
ふと思い立ち急遽テーマを変更することに。
施工までの3年半の住まいの変化を実際に
見ていただくことにしました。
何かしら不具合がない限り
お客様が塗装工事の必要性を認識されるキッカケは
・他業者さんからの声掛け
・メーカーの定期点検
・築年数的にぼちぼち・・・
というのがほとんどです。
で、お客様はこう思われるそうです
「実際どうなの?」
「本当に塗り替えなくてはダメ?」
そういうわけで弊社に相談が寄せられます。
実際に見せていただき、状況をお伝えしていると・・・
いつもなぜか世間話になってしまい・・・(笑)
いつの間にやら
お客様の年齢や家族構成、今後のご予定など
お話を聞かせていただいてしまっています。
その中で、
「じゃあ、こうしよう!」と塗装工事に向けたプランも自然と決まっていくのです。
その結果、多くの方が翌年、もしくは3~5年後に施工をなさいます。
中には、「年齢も年齢だから元気なうちに!」と、
直ぐの工事を希望される方も勿論いらっしゃいます。
築年数だけで紋切り型に施工を当てはめるのではなく
建物や、その周囲の環境もそれぞれ・・・
お客様の考えもそれぞれ・・・
暮らしぶりもそれぞれ・・・
お互いが冷静に状況を確認し、話し合ってよりよい着地点を見つけられれば
お客様も 〇(マル)、私たちも 〇(マル)
それでよいと思うのです。
※工事までの経過観察期間は定期的に、
そしてお住まいに変化があった場合にもお伺いして状況を見せていただきます。
さて、次回は
K様邸の塗装工事についてお話しします。
色にこだわられた施工で、私たちも大いに学ばせていただきました。
それでは、次回に!