お電話でお問い合わせを頂きました。
お伺いして事情をお聞きしました。
かなり古い建物。
ご自身でクラック補修をなさっておられた痕も見受けられます。
築46年と聞き、思わず
「先に耐震診断を受けましょう!」
耐震診断の結果も含め、外壁も改修すれば万全なのでは?
と思いご提案してみましたが、Hさまによると、
「今回の建物は離れ。
使用していないわけではないが起居しているわけではないので・・・」とのこと。
徹底的に改修したいわけではなく、
とりあえず外観がキレイになって明るくなれば良いとHさま。
今回塗り替えを思い立ったきっかけは
直ぐ裏に新しい家が建ち、若いご家族が越してこられた。
目の前に、こんな古い家が建っていたらと思うと何だか申し訳なくて・・・と。
建物の裏には蔦が。
Hさま御自身で蔦を植えた記憶はないそう。
ある日、「あぁツタやな」と思っていたら
あっという間に建物を覆いつくしてしまった。
ものすごい速さでびっくりしたと。
建物にも良くないのでこの際除去されては?
という話の途中にサッと電話を取り、植木屋さんへ蔦の根の処理を依頼されたHさま。
それから1ヵ月後の工事着手。
①ツタの除去
ツタはほぼ枯れていて、除去しやすかったのですが
吸盤根の部分は残ってしまい
スクレーパーで処理の後、後日バーナーで最終処理
②下地補修
③高圧洗浄
④外壁塗装
1)下塗り・・・の前に、今回は
密着を良くするため、カチオンシーラーを塗る工程を入れます
2)下塗り
3)中塗り
とにかく明るい色にしたいとHさま
4)上塗り
5)付帯部分塗装
最後に付帯部分。古い家の面格子や手摺などは
デザインが昔っぽくて、逆にそれが斬新で私は好きです。
こうして
工事完了!!!
施工前
施工後
Hさま、ありがとうございました。
ツタの事もそうですが、工事完了後にも
「わ、さすがHさまだな」と思ってしまう出来事があり、
私どもが仕事を続けていく上での、生きていくうえでの
姿勢というか、道しるべをいただいたような
そんなH様邸の工事でした。
Hさま、
そして足場搬入の際にお世話になった近隣の皆様
どうもありがとうございました。