少し前の報告になります。
お電話を頂いたのは7月中旬の長雨の後。
何軒か雨漏りのお電話を頂いた中の1件。
以前南面の雨漏り補修を施工。
今回は西面からの漏れ。
サッシを新調したばかりとのこと。
「古い古い家。いっそのこと立て替えれば良いのだけれど
色んな思い出の詰まった家。
年数とともに傷んだり古びたりするのは見ていて辛い。
今回の雨で、この壁を見たら悲しくなってしまって・・・」と、Tさま。
原因は?
足場を仮設し、外壁調査を施行することに。
外壁調査結果は・・・
〇で囲まれている部分は浮きが見られる箇所、
点々で示されている部分は躯体部分と壁が剥がれかかっている部分。
エポキシ樹脂注入工事を行います。
かなりの傷み具合。
T様と相談の結果、
下地補修を行った後に桟を取りつけ、金属サイディングで壁ごと覆うことに。
下地補修
サイディング下地
室内工事
見るたび悲しくなると言っておられた西面内部の壁
こうして
工事完了!
外観は、ぐっとモダンな感じになってしまい、以前の面影は残念ながら無くなってしまいました。
しかしながら思ったよりも壁面の傷みが激しという状況、
その中で建物自体を長持ちさせるということを最優先に考えると、今回のような工事になりました。
T様の思いの詰まった建物は、こうして今後も受け継がれていきます。
雨が降るたび、憂鬱な気分になっていたTさま。
はやく平穏な暮らしが戻ってきますように・・・。