いつもお世話になっている工務店さんからのお仕事。
1階部分は店舗、2階4階が賃貸物件になっています。
駅前のにぎやかな通り。
通りに面して建物はL字型。
※写真はL字型内側の部分
外壁部分も、補修が必要と思われる箇所が散見され、
足場を組んで詳しく調査する必要が。
建物内部の状況
戸建住宅の場合は、概ね長く美観や機能を保てるようなご提案をするのですが、
収益物件の場合は少し状況が違ってきます。
収益を上げるために?
塗替えサイクルが少々短くなっても、イメージチェンジを優先するのか?
それとも、長く保たせるのか?
立地条件、入居者さんの入れ替わりの頻度や年齢層、建物の現況・・・・等々
色々なことを視野に入れながら
オーナーさんと話し、方向性を決めていきます。
それによって、提案材料も変わってくるからです。
工事着手前に、管轄の建設局へ、足場仮設の申請をします。
足場が敷地内に収まれば良いのですが、公道に足場を建てるとなると、
道路の一部を借用するという形になり、申請の上、使用料を支払い許可を得ます。
足場仮設
工事着手前に済ませなくてはならないことが、もうひとつ。
建物に電柱や電線が迫っている場合、防護管の取り付けをお願いすること。
写真、赤矢印。電線に被せられている黄色いカバーが防護管。
工事中の接触による感電事故を防ぐためのものです。
ちなみに青い部分で示されているのが、「朝顔」とよばれる落下物防止のためのものです。
最近足場の倒壊事故の報道が相次ぎました。
そんな倒壊防止策のひとつ。
青矢印部分を 壁つなぎ と言います。
足場と建物を繋ぐことによって足場の倒壊を防ぎます。
決められた間隔で設置されます。壁の中にアンカーを打ち込み固定します。
足場解体の際に、穴が残ってしまうため、補修をしながらの解体となります。
足場仮設が終わり、いよいよ外壁調査施工へ入っていきます。
工事の詳細は、後日、後編でお知らせいたします。