「カジカワさん、
いつから神社仏閣専門になったん?」
ここ最近お客さまからも、
お付き合いのある業者さんからも言われる言葉。
最近も須磨区のお寺の本堂を施工させて頂いた。
仏さまの頭上に架けられた屋根。
<中塗り>
きれいな緑系の色合い。
こちらのお寺の工事をお受けしてから、
他のお寺の屋根も意識的に見る機会が増えた。
昔は銅板葺きの屋根が多かったからなのか、
銅板以外の素材でもお寺の屋根は圧倒的に緑(緑青っぽい)色が多い。
こちらのお寺も下屋は銅板葺き。
銅板屋根と言えば、先日お伺いした中之島図書館。
何年か前にメンテナンスのため、
ドーム屋根に新たに銅を塗ったそう。
本来、銅は10円玉のような色合い。
当然ながら「イメージが違う」と苦情が殺到。
酸化を進める塗料を急遽塗り、
ようやく緑青の風合いが戻ってきたとガイドさんから説明を受けた。
時期を同じく完成したのが
事務所近くの神社
オジサン二人(正確にはお世話になっている大工さんと左官さん)
お尻を並べて何をしているのかというと
何のための穴でしょう?
看板の文章、字体、レイアウトなども
生田神社さん、神社のお世話をされている方・・・
皆様に細部まで添削、指導していただいた末の賜物
仕上がり早々、ご近所の方が見に来られていました。
幼馴染二人がお寺さんで、私は半分お寺で育ったようなもの。
毎年永平寺へ泊りがけで座禅に連れて行ってもらったものです。
(朝、3時に起こされ、3時間座禅するのがメインイベント)
場所は違えど、お寺のそこかしこの風景が懐かしさそのもの。
幼馴染と一緒に掃除したり
六地蔵さんに涎掛けをつけたり花を手向けたり
本堂で鬼ごっこしたり、床下に潜り込んだり。
午後6時、一緒に鐘を撞いてから自宅へ帰ったものでした。
仕事、と言いながらも良い時間を過ごさせて頂きました。
おかげさまで、無事、工事完了です。
どうもありがとうございました。