昔からお世話になっている工務店さんからお話を頂き。
最初は何も考えず、ただただ圧倒されるばかり
正面からの見た目で、2棟の建物と思い込んでいたら
3棟からなる建物
空から見るとこのように
仕事を思い出したのは図面を見てから。
安藤忠雄さんの設計。
北野に4棟存在する安藤建築のひとつ。
そりゃ素敵なはずだ
と、同時に
「えらいこっちゃ」責任感がズシリ
施工内容として依頼を受けたのは
1)外壁洗浄(あまり圧をかけないで)
2)シーリング
3)鉄部(屋根を含む)塗装
年数を経た、その風合いを大切にしたい。
なので、高圧洗浄でキレイになってしまうのは避けたい
なんなら洗浄機でなくケルヒャーで洗ってくれて構わない
そんなご希望。
どちらにしろ、数量を算出する必要があり
1度では分からず、
仕事を終えてから足を運び、詳細を確認。
色んな時間にお伺いし、
建物に接する機会が増えるごとに
「畏れ多い」から徐々に「建物への愛着」へ。
私達なりに思ったのは
外壁の雨だれやシミを補修のうえ(別現場での施工の様子)
雨水をはじいて、なおかつ美観も守る
コーティングをなさっては?
そうすれば建物の劣化も抑えることが出来る。
今後も永く大切に使っていくために・・・。
そんな想いもあり、お勧めしてみた。
心配だったため
爆裂による押し出しも各所に
コーティングすることで、艶が出てしまうものの
雨水がサッと流れ落ちてくれれば
躯体への侵入も少なく劣化を抑えられるはず。
建物に想いが芽生えた故の、私達の提案。
雨だれやシミも歳月を経た風合いのひとつ。
建物が歩んできた歳月の重み、それを大切にしたい。
ピカピカになって欲しくない。
そんなオーナー様のご意向もまた、建物への想い。
外壁の美観補修、コーティングは却下されたものの
爆裂や露筋など、
安全にかかわるものは補修させていただくことに。
通りに面したギャラリーさんは特に
お仕事への影響が大きく、ご迷惑をおかけするため
足場の位置やシートに始まり、
作業を施工する時間や曜日等打ち合わせ
こうしていよいよ工事が始まります
工事着手までに何度足を運んだでしょう?
お伺いの都度、新たな魅力に気付く。
開放的な広場へ
地下なのに、吹き抜けからは太陽の光が燦燦と降り注ぐ
形が複雑なので足場仮設には4日を見込み。
工事詳細から完成までは後編で