「カジやん、ぼちぼち実家塗り替えて～な～」
弊社代表の梶川の、若かりし頃の勤務先で、
今も取引先としてお世話になっている塗料会社の元センパイ、Kさん。

そう声をかけて頂き、現況を見るためお伺いしたのは
２０２０年３月のこと。

陽の当たる南面を中心に、艶が飛び、色褪せが。
屋根の周囲にぐるり巡らされたボーダー部分、
皆で「何色やったっけ？」

一番気にしておられたのは、軒天部分のココ
前回塗装時の塗料の密着が悪かったようで、捲れてしまっています

軒天部分の素材自体が傷んで悪くなったのでは？心配しておられましたが、
塗膜の問題で、素材自身には何の問題も無いことを伝えると安心されたようでした。

お見積りを提出し、施工することは決まったのですが、
折りしも、コロナウイルスが猛威を振るい始めたころ。
「コロナウイルスがある程度収まるまで様子を見たい」と希望され、
時期を見て、ご連絡いただくということになりました。

「ワクチン２回打ったし、
このままやったら、いつになるかわからへんわ」と
ご連絡があったのが翌２０２１年夏の終わりのこと。

工事の着手までに、色の打ち合わせを行い
候補に挙がった色の実際の施工例をご覧になるため
ご家族で市内各所を巡られたり・・・仲の良いご家族です。

しばらくお待ちいただいたのち、
工事着手
足場仮設

高圧洗浄

一番喜んで頂いたのは外構部分だったりします

シーリング工事
既存撤去

シーリング充填

シーリング完了後

錆止め

屋根周囲のボーダー部分や
樋の受け金具

軒天部分、捲れていた箇所も
徹底的に撤去します

外壁塗装
下塗り
軒天部分は材料を別にして施工

中塗り
お見積りを提出する前から、
「一番良い材料を使ってな！」と何度も仰られていたKさま。
塗装色もご家族皆で悩まれ、決定したこだわりの色

写真左半分が中塗り、右半分が下塗りの状態

日陰だと濃く見えますが

上塗り
明るいところだとこんな具合

陸屋根周囲のボーダー部分も
壁色に合わせて色決め

付帯部分塗装
樋やクーラースリーブ
こげ茶や黒・アイボリーなどにする場合もありますが、今回は敢えて壁と同色

フラワーボックス
底板を取り外し、内部を塗装してから再度取り付け

玄関・勝手口ドア工事
「なあ、これ、塗られへんかなあ？」
施工前に相談を受けていた玄関戸

素材の特性上、塗装しても捲れてしまう可能性があるため
ダイノックシートを張ることに
シートを張る前に、塗装可能な枠の部分を塗装

ダイノックシート施工後

清掃を経て

足場解体ののち、清掃、取り外したカーポート波板等を取り付け

工事完了

施工前

工事完了後

工事の終わるころ、センパイのKさんが事務所を訪ねてこられました。
古く長いお付き合いですが２０年近く会っていなかったのです。
積もる話に花が咲き、あっという間に時間が過ぎていました。
Kさん、ありがとう！

そしてご家族の皆様、ありがとうございました。
工事が始まる前に、豪華なビールやジュースのセットが
抱き合わせで送られてきたのにはビックリしましたが（笑）
毎日毎日、現場のスタッフにもお心遣いを頂きましてありがとうございました。
またお元気なお姿を拝見できる日を、心待ちにしています。