3件連棟の建物。
そのうちの1件のM様から雨漏りのお問い合わせを頂いたのが
昨年の夏の終わり。
1階部分の窓は、M様によって
内部からブルーシートで養生がされていたほど
傷み具合からも塗装工事で根本的に解決する問題ではないと判断し、
北面のみ、新たに壁を拵え既存の壁を囲ってしまう工事と、
屋上の防水工事をご提案。
工事を発注頂いた。
まず、屋上の防水工事を先行
それに先立ち、屋上の不要物を撤去
2)屋上不要物撤去
使っていない旧式のエアコンの室外機や
錆びて穴が開き、雨水の侵入経路になってしまっていた手すり
不要な配管等を撤去
屋上全景
他の2件分は何年か前に防水工事がされており、
手前の黒い部分がM様の専有部分。
本来ならば3件分纏めてひとつの面として防水で保護したい。
「継ぎ目が出てほしくない」というのが正直な気持ち。
とはいえ、それぞれ事情もありM様の専有部分のみ施工。
4)外壁工事
ガルバリウム鋼板の壁を取り付け、既存の壁をカバー。
1階の窓はM様のご希望で塞ぐことに
5)屋上笠木工事
笠木は2層構造
1層目はしっかりと躯体に固定
2層目は1層目の笠木を利用して引っ掛けて取り付けることにより
雨水の侵入経路となるビス穴無しで取り付けています
そのはずでした
年が明け、数日雨が降り続いた翌日のこと、
殆どの雨漏りが止まったが、2か所まだ雨漏りがすると
M様から連絡が。
場所は外側から見ると、このあたり(水色矢印部分)
お隣の方からも雨漏りがするとご連絡が(緑色矢印)
思い当たるところは1か所
ココです。お隣さんの排水口。
改修ドレンが入っていない
このドレンはお隣さんの専有部分。
少し越境して少し広めに防水をかけておいたものの、やはりお隣さんの管理下。
勝手なことは出来ないし、憶測で工事を勧めるわけにもいかない。
ところが、階下には漏れてきません。
それ以降、鍵をお借りして雨が降るたびに観察に伺いました。
よほど継続的に雨が降り続かないと漏れないようでした。
考えれば考えるほど、ここだと思えて仕方ありません。
M様、お隣の方ともお話をし、
改修ドレンを入れる工事と、お隣の防水の一部が破れているため
その補修に入ることになりました。
改修ドレンを入れると、
配管の径が小さくなってしまう(=ゴミが詰まりやすくなる)のですが、致し方ない
暫くののち、M様、お隣さんともに雨漏りが止まったことを確認。
ホッと胸をなでおろした次第。
M様、どうもありがとうございました。
普段からご自身で建物の補修をされたり、手を加えておられるだけに
一番建物の状況を理解しておられ、
「工事をしたのに雨漏りが止まらない」という状況にも揺らぐことなく
最後まで全幅の信頼を置き、全てを任せて下さいました。
ありがとうございます。
お隣の方にもお礼申し上げます。
実はお隣さんは食堂。
ボリュームたっぷり、なのに美味しい!
先立ってのM様の工事中に、作業スタッフが毎日のように通っており、
実は私も・・・行ってました!
チャンポン(単品:600円)も好きだけど、
個人的にはドライカレー焼き飯(単品:550円)が好き!
スミマセン、写真、撮り忘れました・・・。