2016年施工のSさま邸、
2019年施工のKさま邸、Hさま邸(サッシ工事)に続いて
声をかけて頂いたのがHさま。
ひとまずお伺い。
お伺い時に図面があれば見せて頂くのですがHさま邸には無く、
暫くするとご近所のSさまが
「Hさんの家と私の家、同じ造りだから図面も同じだよ」と
図面を貸してくださいました。(Sさま、ありがとうございます)
外壁は全体につやが無くなり
北面にはコケやツタが見られました
全体に大きなクラックは見受けられず、微細なクラックのみ。
全体に塗り頃、という印象
ご近所にも塀の塗装が膨れ、捲れてしまっているお宅が多く、
Hさま邸も、以前お世話になったSさま邸もまた施工前は塀に膨れや捲れが見られました。
お見積りを提出と同時に発注を頂き、
しばらくお待ちいただいたのち、工事着手の運びとなりました
足場仮設前に、
足場を建てるにあたって支障のあるものを撤去する等の作業をします。
※お客様にも建物に隣接して設置された物置や植栽等の整理や移動をお願いする場合がございます。
カーポートのポリカ板や
そして、養生等も
人工芝の上に足場を設置するため、スタイロとベニヤ板で養生
②高圧洗浄
モニエル瓦の建物には重要な工程であり、一番気を揉む工程でもあります
洗浄部分が白くなっています。
これは脆弱化した着色層が取り除かれているため!・・なんです。
この工程を怠ると、後々の塗膜の剥がれや不具合の原因になりかねないため、
むしろ念には念を入れて脆弱化した着色層をしっかり取り除かねばならないのです。
洗浄後の屋根
真っ白・・です。
それだけ着色層が洗浄によって剥がれたということ、それだけ傷んでいたということ。
そして、それだけ洗浄カスが周囲に飛び散ったということ
モニエル瓦の洗浄は、事前に周囲の方々にご迷惑をかけないよう、
シートを2重にするなどの対策はもちろんのこと、
工事前の近隣へのご挨拶時にはその旨のお話をし、
洗浄の日だけでも洗濯を部屋干ししていただくなど、事前に了解を得ておく必要があります。
それでも、今回は裏のお宅にご迷惑をおかけしてしまいました。
③屋根塗装
弊社では乾式コンクリート瓦専用塗料、
マイティーシリコン(オリエンタル塗料)を使用しています。
随分前には吹付で施工していましたが、
現在は刷毛とローラーで塗装をしています。
1)1回目塗装
2)2回目
白枠内が2回目塗装部分、白枠以外が1回目塗装終了後の部分
全く艶も無く、色もしっかりと着いていないのが分かります。
素材の傷みが大きいほど素材が塗料を吸収してしまい、塗膜が形成されないためです。
「吸い込み」と呼びます。
3)3回目塗装
写真上側が3回目塗装部分、
下側が2回目完了部分。艶の違いが見て取れます。
塗膜がしっかりと形成されるまで状況を見て塗り重ねます。
④錆止め
素材にもよりますが(アルミ・ステンレス等は除く)
庇や
カタログをご覧いただいた限りでは、ちょっと派手?
ピンクピンクして見えます。
色の打ち合わせの際、お勧めすると尻込みされる方も
ところがこの色、実際塗ってみるとこんな感じ。
意外に落ち着き、しっくりくる色No.1と言えるかもしれません
⑥付帯部分塗装
雨戸塗装
雨戸の枠は塗らないのですが、
中央の波型の部分を塗装します
ケレンののち
そして、何よりも雨水侵入の一番の原因、
塀の天端部分に防水材を塗ります
※笠木にブリキでカバーをかける場合もあります
あ、門灯も取り替えました!今回は暗くなると自動で点灯するセンサー付き
こうして
工事完了!!!
Hさま、ありがとうございました。
足場解体後の掃除を手伝ってくださったばかりか、
「ちょっと休憩しよう」と、わざわざお菓子を買いに出て下さり
身も心も十分満たされる休憩タイムを満喫。
現場を仕切った山本によると、Hさま在宅時はいつも、
優雅な休憩タイムを過ごさせていただいていたとのこと。
お心遣いありがとうございました。
犬の話もいっぱいしました。
驚いたのはHさまの飼っておられる犬種だけの
365日カレンダーがあるそうで、
365日分365頭分の応募がないと発行されないんだとか。
おやつにもいいよ!と、牛の蹄、いただきました!
Hさま、ありがとうございました。
近隣の皆様、
紹介してくださったSさま、Kさまをはじめ
ご迷惑をかけてしまったご近所の方も
おかげさまで無事、工事が終了いたしました。
どうもありがとうございました!