お電話にてお問い合わせを頂きました。
年数的にぼちぼち・・・
そして、昨年雨漏りしたのも気がかり・・とお話しくださいました。
お伺いしてみました
パッと見た感じでは色褪せも進んでおらず、何年か後でもよさそうな印象。
雨漏りの原因とも思われる屋上塔屋へ。
屋根の一部がルーフバルコニーになっていました。
雨漏りしたという塔屋も、軒が無く雨漏りという観点では弱点ともいえる箇所。
「多分この辺じゃないかと思って・・」
怪しいと思われる箇所をご自身でシールしておられ
以降、雨漏りは止まっているとのこと。
構造的には屋根と同じで太陽光が一日中降り注ぐ厳しい環境。
そのことを分かっておられ、敷物を敷いておられました。
ですので、土間の防水はさほど傷んでいませんでした。
今すぐにでも!という状況ではなかったのですが
お隣が更地になり、売りに出ているとのこと。
できれば隣に家が建たないうちに…とのご希望でした。
「当分動きはなさそうです」とのお話しでしたが
お待ちいただく間に梅雨入り、雨続きで工期が遅れてしまい、
ようやく目途がたった頃にはお隣の敷地で基礎工事が始まっていました。
購入されたのは建売業者さん。
お隣に足場が建つのも時間の問題!?
「困った・・・」というのも、2件分の足場を建てる広さは確保できない、
が、足場を共用できるほど狭いわけでもない
どうしたものか。
ひとまず、足場業者さんの下見がてら
お隣の業者さんの予定を聞いて摺合せしないと!
声をかけてみると、なんと!
現場監督が、足場業者さんの知人!世の中狭い!
建前の予定なども教えていただき、天候さえ崩れなければ
足場が同時に建つという状況は避けられそうなことが分かりました。
①足場仮設
②高圧洗浄
③シーリング工事
シーリングが乾燥するまで2~3日の養生期間を設けていました。
養生期間が明け、「さぁ!」と思った矢先に長雨突入。
その後12日間雨が続き、工事がストップしてしまったのです。
④屋根塗装
⑤外壁塗装
意匠性の高いサイディングを使用された建物の場合、
その部分をクリア塗装にするか、それとも塗りつぶしてしまうか、
お客様が悩まれることのひとつ。
※サイディングが傷んでいると、クリア塗装をお勧め出来ない場合もあります。
クリア塗装を選ばれた場合、
それ以外の部分の色合いをクリア部分に合わせることになるので
外観のイメージは施工前と大きく変わらず、
キレイになるが、「塗り替えた!」という印象は少なめ。
現況の外観が気に入っておられる方はクリア塗装。
一方で意匠性の高い部分を塗りつぶす選択をなさる方も案外多いのです。
こちらは仕上がりが見違えるため
「塗り替えた!」「リフレッシュ!」感が大きい。
せっかくの機会だからと大胆にイメージを変えたい方は塗りつぶしの方を。
M様はクリア塗装を選択
⑥ベランダ外壁 クリア塗装
クリア塗装は2回塗り
クリア塗装・・と言っても、全く色が変わらないわけではなく、
雨に濡れた時のように全体に少し色が濃くなるのですが
それで以前は気にならなかった部分が目についてしまうこともあり
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工期が遅れてしまい、お隣の敷地では既に足場が。
ですが、現場監督の計らいで弊社と同じ足場屋さんが足場を仮設。
状況により足場が組みかえられるよう機転を利かせてくださったのです。
ありがとうございます。
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⑦付帯部分塗装
破風と樋
⑨清掃
こうして
工事完了!!!
12日間も工事が中断するなんて初めてのこと。
本当に今年の梅雨は長かった・・・。
そしてこの工事経歴を書いている今は、台風シーズン真っただ中。
毎年、毎日、天候の穏やかならんことを、ただただ祈るばかりです。
Mさま、長きにわたる工事期間、ご不便をおかけしました。
もっと具体的なお礼が書けると良いのですが、
悩ましいところで、それぞれの施主様の背景が丸見えに・・・書きたい!書けない。
この工事経歴を書くにあたって、いつも思い悩むこと。
どうかお体にお気をつけて、ご活躍くださいね!
お隣の業者さん、現場監督さん、
お取り計らいをいただき、ありがとうございました。
世の中、どこで誰とつながっているか、分からないものですね。
しみじみ実感。
足場屋さんの人間関係にも救われた、今回の工事でした。