いつもお世話になっている市内のW社さま、
W社さまが入居する建物のオーナーのKさま、
お二方ともに弊社の大切なお客様。

ちょこちょこご用を賜り、お伺いしている。
とある日、Wさまよりお連絡を受け、お伺い。
「ちょっと見て」と誘われたのは窓辺。

窓枠の木製の桟の部分を親指で押してみる。
いとも簡単に穴が・・・。
あっという間にこの状態

シロアリです

※弊社、梶川は蟻害・腐朽検査士

NHKで毎週土曜日「ヴィランの言い分」という番組があります。
世にはびこる「悪」とされる嫌われ者（ヴィラン）
「ハエ」「ゴキブリ」「ウンチ」「脂肪」・・・等々
そんな嫌われ者の言い分にも耳を傾け、良い部分も探ってみよう！
そんな番組。
面白く分かりやすいため、毎週録画している。
奇しくも６月３日（土）の放送分は「シロアリ」

●そもそも「シロアリ」なのに、実はアリではなくゴキブリの仲間
●およそ5軒に1軒がシロアリの被害を受けている
●木材を咀嚼する強力なアゴの力は人間の約１０倍。
●消化しきれなかった木材は便として排出、それを再度食して木材を完全に消化
●１コロニーあたり王様アリ１匹に対して、女王アリは６００匹（単為生殖で殖える）
●女王アリは１日２５個の卵を産む
●シロアリは近年食料としての可能性も検討されている
●というのも、脂肪が多く高カロリー、良質なたんぱく質を含む、
ヒトに必要な必須アミノ酸を満たしており、栄養条件としては申し分ないため。

「へぇ、そうなんや」だらけの、あっという間の３０分。

話題を戻しましょう。
建物の東面１階部分のサッシ全て（４か所）がシロアリの被害に。
おそらく元凶は、すぐ外にある腐った木

その他の部分にも被害が無いか確認。
同じく１階のトイレ・給湯室入り口のドア、ドア枠にも被害を確認。

今回、被害を受けている木製の枠を完全に撤去のうえ、防蟻剤を散布。
新たに樹脂枠を取り付けることに。
４か所あるサッシ枠は現場で加工し取り付けが可能でしたが
トイレ・給湯室のドアはメーカーに発注しなくてはならず、
すぐにという訳にはいきません。

「この部屋に一人でいると、シロアリが木を食べてる音が聞こえる」
会社の方が仰るように、物凄い勢い。
早く、早く・・・気持ちばかりが空回り。

１）ひとまず先に窓枠を施工。
腐った木部を取り除き

防蟻剤を塗り

戸外にある腐った木にも念のため防蟻剤
(既に食い尽くされてシロアリは居ませんでしたが）
※出来るだけ早く伐採のうえ処分をお願いしました

現場で樹脂枠を製作、取り付け

窓枠、無事完了

２）給湯室・トイレのドア・ドア枠
商品の到着後すぐ、作業に
ボロボロに食い散らされた木部の撤去

ドア枠を取り付け

ドアも取り付け

シーリングで処理をすると

完了
こちらはトイレのドア・ドア枠

トイレはタイル貼り。
お掃除の際にドアの下端が水で傷まないよう
ドア内側にはパネルを取り付け

ホッとしていたら

３）ついでに相談あるんやけど
と案内されたのは、敷地内の何やら貯蔵庫の前
衝撃予防のゴムの取り換えと

土間に鉄板を敷いてもらうことは可能？

ハイ、喜んで！
完了後の様子

と、お受けできるのも
本当に周囲を固めてくれる各業者さんのおかげ。

お客様のおかげ、各業者さんのおかげ
毎日が皆様のおかげでまわっています。
本当に、「おかげさま」以外の何物でもありません。
皆さま、どうもありがとうございます。

追記：
誠に申し訳ございませんが、塗装・防水以外の工事につきましては
過去に弊社で塗装工事をなさったお客様に限らせていただいております。
塗装工事でまず、弊社の仕事ぶりや考え方を
見て頂いたうえでご判断いただき、声をかけて頂けるなら幸いです。