昨年9月、弊社ブログの
「お客様は美魔女」でご紹介したM様邸。
https://kajikawa.exblog.jp/26071748/
排水口は落ち葉で完全に塞がれていました。
排水口を清掃すると、その後10分ほど屋上に溜まった水が流れ続けました。
娘さんへ防水工事のお見積もりをお渡ししていました。
「母(95歳)が先にダメになるか、建物が先にダメになるか・・・はぁ」
その後、雨漏りも無く月日が過ぎていたのですが、
遂に先日の長雨と台風で、また雨漏りがしたとのこと。
で、今回屋上防水工事の運びとなりました。
今回の工事の目的は
ダメになった防水をやりなおすこと!
それ以上に大きな目的が
防水層を傷める大きな原因ともなった
雨水が溜まらないようにする事!!!
さて
工事開始です
雨水が最後まで捌けてくれなかった部分にマーキング
その部分の窪みを調整します
今回はウレタン防水に
プライマーを塗った後、防水剤を塗っていきます
ひとつ悩んだことがありました。
水が溜まらない様にするには、
勾配調整は勿論のことですが、
落ち葉が溜まりにくいようにしなくてはならないのです。
少しでも排水口が塞がれてしまうリスクを減らすべく
改修ドレンを撤去しました。
改修ドレンをいれることで口径が小さくなってしまい、
詰まりやすさに拍車をかけていたからです
※わかりやすくするため、ごみ受け金具を取り外して撮影しています。
防水工事=水を止めるという印象が先立ちますが、
雨漏りの原因によっては
「水の流れる道(逃げ道)を
作ってあげる工事」という考え方が必要な場合もあります。
Mさま、娘さんをはじめご家族の皆様、
ありがとうございました!
次回は壁からの雨漏りを止める最終手段!?
金属サイディングでのカバー工法についてお話しようと思います。