最初にお問い合わせを頂いたのは2018年6月のこと。
当時築13年目に入ったところ。多少気になる箇所はあるものの、
「直ぐにという状況ではありませんよ」とお伝えした。
その後「どうですか?」と言えないのが私たち。
「だから良かった」と仰ってくれるお客さまも、
「もっとグイグイ行かんとアカンで」ダメ出ししてくれる
お客さまも両方おられる。
「お客様に決断を迫る」という行為が性に合わない
と言えばカッコ良く聞こえますが
そういう姿勢も場合により、改めないと‥とも思っている。
それから5年後の昨年9月、
「長らくお返事せずに申し訳ありませんでした」とのお言葉とともに
再度ご縁を頂けた。嬉しい、有難い限り。
お伺いのうえ、再度現況を見せて頂いた。
2018年から2023年、5年の歳月は
建物にどのような変化をもたらしたのだろう?
当初、お客様が気にされていた2か所での変化をチェック。
2023年
画角が反対からになってしまったが、さほど変化はなさそう。
2023年
こちらは、さすがに劣化が進んでしまっていた。
サイディングの浮きも劣化を速めた要因のひとつと推測
そういう訳で、再度お見積りをご提出、
工事着手の流れとなった。
①足場仮設
②高圧洗浄
③サイディング浮き箇所、ビス固定
サイディングを貼る際のビス打ちの箇所が、あまり端っこだと、
このようにサイディングの隅が割れてしまう。
その結果、サイディングが浮いてしまい、シーリングの劣化を速めたと思われた。
それでも傷んでいたのはここだけ。 築18年でこの状況、上々。
シーリングの劣化は、シーリングを打つ溝の深さも大きな要因のひとつ。
溝が浅いと、打ち替えてもまた破断しやすい。
こればかりは建設当初からのもので、どうにもならない部分。
今回は深さもしっかりとあり、
シーリングが本来の効果を十分に発揮できていたようだ。
④屋根塗装
1)タスペーサー差し込み、錆止め・その後下塗り
(割れ等の箇所がある場合は補修も行います)
⑤外壁塗装
1)下塗り
建物全体が一時的に真っ白に
サイディングのビス固定はステンレス製のビスで行いますが
念のため、錆止め(赤い点々の箇所)
2)中塗り
中塗り・上塗りでお客さまにお選びいただいた色が登場
3)上塗り
今回のお客様宅は2色 + タイル(タイルは塗装しません)
こうしておかげさまで
工事完了
それから・・・
2019年 ・・元号が令和に・イチローさん引退・京都アニメーション放火事件
2020年 ・・新型コロナウイルスによる緊急事態宣言・終戦から75年
2021年 ・・コロナウイルスのワクチン接種開始・東日本大震災から10年・熱海土石流災害
2022年 ・・安倍元首相、銃撃・ロシアがウクライナへ侵攻・エリザベス女王亡くなる
そして
2023年 ・・コロナウイルス5類へ引き下げ・阪神タイガース優勝・WBC優勝
再度声をかけて頂きまして、本当にありがとうございました。
絶妙なタイミングで施工することができました。
ひとえに
お客様の「状況を見極める目」・「正確な判断」ゆえのこと。
お忙しい中、庭の植栽も丹精込めて育てておられました。
建物も意識的によくご覧になっていたのかなと。
凄いです。
近隣の皆さまも、ありがとうございました。